2008.8.8 携帯電話賛否論A
 前回述べたように、小中学生の携帯電話所持を全面禁止するのは、現実的にはむずかしい状況です。そこで現実的な手段として議論されているのが、ネット接続を制限もしくはできなくするフィルタリングです。
 フィルタリングは、言葉からすると「フィルターをかける」すなわち不純物を取り除くことになります。携帯電話やパソコンのネットの有害サイトを選び出し、このサイトにはアクセスできなくすることですが、この場合にもどれを有害サイトに指定するのかが難しく、議論も現在ここで停まっている状態です。それなら一層のこと小中学生の携帯電話は全てのネットアクセスを禁止したらどうかという意見もあります。
 実は、政令指定都市の広島市は、このアクセス禁止を条例化しました。まだ、法律で制限がないため、条例は法律に一切しばられることなく有効です。(法律でゆるい制限ができると、法律以上に厳しい制限の条例の内容ですとちょっとややこしくなるかもしれませんが。)
 それでは、現在規制が全くないのかと言えば、行政指導があります。これは、総務省から携帯事業者各社に、未成年が新規に購入する場合保護者の同意を義務付けていますが、その際フィルタリング(この場合はアクセスできなくする)するかどうか確認するよう指導しています。しかし、フィルタリングを勧めているわけではないので普及は進んでいません。
 また、事業者に通話、メールに限定した子供向けの商品開発を促しているものの、各社間の競争が激しい中でこちらも進んでいません。こうした規制には、賛否両論いろいろあって今後白熱していくと予測しますが、私自身は、何らかのはっきりした規制は必要だと考えています。
牧野たかお事務所
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