2008.8.27 北京オリンピックも終わって
 2週間余りの北京オリンピックが終わっての感想は?いろいろあるけど、中国という国の異質さを強く感じたことかなと思っています。公称13億人の国民から選ばれた選手、言わばメダル獲得者大量生産は、圧倒されましたが会場の雰囲気が極めて異様だったと感じました。特にブーイングの大音響はあまり愉快ではありませんでした。各競技の審判も公正にジャッジしようとしていたのでしょうが、何となく会場の雰囲気にのまれてしまったような判定も随所に見られました。
 果たして中国は、北京オリンピックを通して国威を高めることに成功したのでしょうか?セレモニーの壮大さやメダルの数では、開催国としてオリンピックの新たな歴史を築いたと思います。その一方でミュンヘンオリンピック以来の大規模なテロも発生しました。また強制的に立ち退きを余儀なくされた住民の抗議の声も押え込まれてしまいました。
 私は、15年ほど前当時勤めていたテレビ局の仕事でドキュメンタリー番組の取材のため約一ヵ月中国に滞在したことがあります。これを含めて6回中国を訪れました。それらを思い出しながら、夜中オリンピックを観ていましたが、押しの強さというか自己主張の強さは、個人でも集団でも変わっていないと思いました。それが中国の人たちの特徴でありエネルギーとして発展の源となっており、外国人の眼で良し悪しは言えません。でも、自分たちとは異質であると感じるのも否めない感情です。近隣の大国、中国。その存在を改めて意識させられた北京オリンピック。この大国と今後どうつきあっていくのか?日本だけでなく欧米諸国、発展途上国、それぞれの立場で深く考えるきっかけになったと思います。
牧野たかお事務所
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