2008.10.10 最近読んだ本から思ったこと
 最近ちくま新書の「自民党政治の終わり」という本を読みました。野中尚人さんという政治学者が書かれた本ですが、タイトルを除くと非常に政治の流れや構造を再認識できて良かったと言うのが感想です。一年生とは言え国政のインサイダーの一人として指摘されていること全てを適格と素直に肯定できませんが、述べられていることのかなりの部分が日頃感じている疑問の解答になっているような気がしました。
 今、国会の焦点ではなく関心と言えば衆議院の解散総選挙です。衆議院の場合、任期は4年ですが平均的な在任期間は2年10ヵ月前後だと思います。与党側の意向や総理大臣への不信任によって選挙となりますが、衆議院議員の個々の意思は反映されません。一方米国は、上院の3分の1と下院の選挙が2年ごとに行われます。また英国は、日本と同じく議院内閣制で法律上下院の解散選挙がありますが、現実には慣例で4年の任期満了で選挙が行われます。比べてみると日本の場合の方が、常時選挙を意識しなければならない宿命にあります。それは、いつ選挙になるかわからないという議員心理が働くからです。
 本の中でも指摘されていますが、政府の最高責任者には強いリーダーシップが求められる時代環境です。そのためには、衆参二院の安定とある程度の在任期間が必要だと思います。私は、3年ごとに行われる参議院の2分の1の改選時に衆議院選挙を実施することを慣例化する構想を前々から考えていました。首相の解散権を事実上縛るのは違憲的だとの意見もあるとは思いますが、最近のソワソワした雰囲気の中で、その思いが、また強くなりました。
牧野たかお事務所
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