第169回国会 参議院決算委員会 |
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●決算委員会質疑概要 平成年5月21日 |
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補助事業不当申請について | ||||
(牧野委員)情報通信格差是正事業と消防防災施設整備事業の五件の補助事業について、中には故意に不当な申請をしたものもあるのではないか。 (中田睦政府参考人)今後は補助事業の適正な実施に万全を期するという報告を補助金受給者の方から受けている。 (牧野委員)どれが故意の案件でしょうか。 (中田睦政府参考人)問題の二件は、京都府長岡京市で一件、奈良県奈良市で一件。 (牧野委員)総務省とのやり取りの中でチェックはできなかったのでしょうか。 (中田睦政府参考人) 審査時に事実と異なる報告書が出てくるとその時点で把握することは出来なかった。 |
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地方財政について | ||||
(牧野委員)持続可能な財政運営をしていくために様々なことを考えなければならない。地方財政の現状をどう捉えているか。 (増田総務大臣)地方財政というのは構造的に見て依然として極めて厳しい状況にあると認識している。 (牧野委員)では、どのような対応を考えているか。 (増田総務大臣)地方再生対策費を引き続き同程度の規模で確保して問題に対応したい。 (牧野委員)地方自治体の全体の借金というものは実態として幾らになっているのか。 (久保信保政府参考人)平成二十年度末では約百九十七兆円になる見込み。 (牧野委員)そのうち地方債は幾らになるか。 (久保信保政府参考人)平成二十年度末では約百三十七兆円となる見込み。 (牧野委員)国が地方の借金を肩代わりする指標はどこにもないが、後年度交付税措置をするとしているものは幾らあるのか。 (久保信保政府参考人)完全に把握はしていないが、約八兆円である。地方財政計画上の公債費に対 する割合は53%となる。 (牧野委員)地方債に占める国が後年度交付税措置の約束の総額はでないのか。 (久保信保政府参考人)全てを完全に把握することは難しい。 |
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道路特定財源について | ||||
牧野委員)一ヶ月間暫定税率が失効し、地方への税収に一か月分の穴があいた。この穴をどのようにして埋めるか。 (増田総務大臣)時期としては最終的な減収額の精算した上での確定を待ってから、ちほうの意見をよく聴き配慮していかなければならない。 |
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通信行政について | ||||
(牧野委員)テレビが地上デジタル放送に移行していくが、完全移行時の二十三年七月の時期にすべての地域をカバーできる見通しはあるのか。 (小笠原倫明政府参考人)昨年九月のコンピュータシミュレーションではNHKで三十万世帯、民放で六十万世帯程度の見通しが得られないとしている。 (牧野委員)デジタル放送に切り替えて移らない地域を出してまで国策として断行するのは国の責任になってしまうがいかがでしょう。 (増田総務大臣)痛いほど理解しているつもり。国民の一人一人にきめ細かく対応が必要だと思う。 |
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